SCROLL
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銀座4丁目の街角に佇むレトロなビル。
5階のエレベーターホール中央の扉の先に
バリュエンスのプロデュースする
アートラウンジ「VALON」はあります。
彫刻や絵画、個性的な植物、
形や時代もさまざまな調度品の数々が
生態系のように共存する空間に身を委ね、
都市の喧騒から一歩離れたひとときを
お過ごしください。
「VALON」は、彫刻家・名和晃平氏の
ディレクションのもと、
建築家や料理家、
音楽家など、多様なジャンルの
クリエイターが参加し計画されました。
従来は内装材に覆い隠される建築の構造体、
捨てられてしまう廃材・端材を再利用し、
生産時のプロセスや材料そのものの魅力を
空間化しています。
フロアを覆う幾何学模様は、
廃棄される予定だった
天然石の端材で作られたもの。
窓辺から漣(さざなみ)のように押し寄せ、
空間に波打ち際のリズムを与えています。
骨董の世界における「海揚がり」のように、
「VALON」には時代や
場所を超えて
様々なオブジェクトが漂着し、
大量生産・大量消費を
前提とした社会に
複眼的な視点をもたらすでしょう。
一度生み出されたものを
何世代にもわたり使い続けていくことは、
持続可能な社会の実現に向けた責任であり、
同時に何にも代えがたい魅力です。
バリュエンスは環境問題・
社会問題に
対する想いをただ語るのではなく、
この場所を起点に
ゲストと手を取り合い、
サーキュラー・エコノミーの
実現に向けた
具体的なアクションを
起こしていきたいと考えています。
彫刻家 / Sandwich Inc.代表 / 京都芸術大学教授
感覚に接続するインターフェイスとして彫刻の「表皮」に着目し、セル(細胞・粒)という概念を機軸として、2002年に情報化時代を象徴する「PixCell」を発表。生命と宇宙、完成とテクノロジーの関係をテーマに、彫刻の定義を柔軟に解釈しながら、鑑賞者に素材の物性がひらかれてくるような知覚体験を生み出している。
アーティスト / プロデューサー / ディレクター
雑誌やSNSなど、人々が日々関わる情報メディアやシステムが拡張する社会で、個人のアイデンティティを形成する「内面」と「外面」の関係やそこに生じる心理的な矛盾やギャップなどを主題とする。写真に直接刺繍する独自の手法をはじめ、ミクストメディアによる多様なビジュアル表現を展開する。
Sandwich Inc.
竹内誠一郎建築研究所
seiichiro takeuchi architects
宍倉慈 megumi shishikura / VOLVER
原 摩利彦 marihiko hara
齊藤 太一 taichi saito / SOLSO